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木製品は、革と同じようにエイジングを楽しむ素材。
使うほどに趣が増してゆく…そんな木製の家具の魅力を味わっていただけるよう
長く使い続けるためのお手入れの基本とコツを、木材の加工別にご紹介してまいります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

日々のお手入れは、やわらかい布で軽く乾拭きするようにしましょう。
この時に強く擦り付けると、塵や埃が木目に入り込んでしまうので注意してください。

汚れがひどい時は、水に浸して硬く絞った布で拭き、その後柔らかい布で乾拭きして仕上げましょう。
化学雑巾、ベンジン、アルコール、シンナーなどの薬品は変色の原因となりますので使用しないように。

一言に木製家具と言っても素材は様々。
素材に合わせたお手入れをご紹介します。

購入した家具の素材がわからない場合は購入店にお問い合わせください。

丸太から切り出したそのままのよさを味わう無垢材はとりわけデリケートな素材です。
水や熱に弱く、輪じみになったり表面が毛羽だったりしやすいので、普段からやさしく扱うようにしてください。
お手入れは、柔らかい布で乾拭きし水分を残さないようにします。
また、化学薬品にも弱いので、化学雑巾は使わないようにしてください。

鉛筆 オイル仕上げ・ソープ仕上げとは
鉛筆 オイル仕上げ・ソープ仕上げとは

無垢材には、オイル仕上げとソープ仕上げがあります。
オイル仕上げは、植物性乾燥油を主成分としたオイルを擦り込んで仕上げる方法。
ソープ仕上げは、無垢材を石けん水で保護する仕上げる方法。
オイル仕上げのような濡れ色にはせず、無垢材ならではの木肌の色・質感を生かした塗装です。

これらの木材は、表面の油分が取れないよう、また補うようにするのがお手入れのポイントです。
オイル仕上げは、年に1、2回、ソープ仕上げは年に2、3回を目安に、塗り直しを行います。

ラッカー仕上げは、樹脂系の原料をアルコールやシンナーなどの
揮発性有機化合物(溶剤)に溶かした塗装です。
表面を磨き上げることで光沢のある仕上がりに。
ウレタン仕上げも透明なウレタンと樹脂を表面に薄く塗布することで、
ツルッとした鮮やかな光沢のある仕上がりになります。

この二つの仕上げは木肌をしっかりコーティングした仕上げ方法になるので
定期的なメンテナンスは必要ありません。
ただし、塗り直しを行いたい時は専門の工場へ依頼しましょう!

突板化粧板とは合成板・繊維板と木材をスライスした化粧板材を貼り合わせた
自然な木目柄・深み・味わいが楽しめる木材です。

この素材は水に濡れたままにしておくと、シミや突板の浮き、芯材の膨張などが発生。
コップの水滴が付着したり、水分をこぼしてしまった時はすぐに拭き取りましょう。
最後にしっかりと乾拭きをして水気を残さないように!

メラミン化粧板とは化粧板(チタン紙)にメラミン樹脂を含ませた化粧層と、
繊維板を低圧でプレスした素材です。
硬く、耐汚染性・耐摩耗性・耐熱性・耐水性に優れた素材です。

お手入れは基本的に乾拭きでOK。
ただし、汚れがひどい時は、その部分だけ石けん水を少し浸した布で汚れをとり
柔らかい布で乾拭きして仕上げましょう。

シート張り化粧板とは基材の表面に、直接柄をプリントしたものと、
プリントしたシートを貼った木材です。

こちらの素材も水に濡れたままにしておくと、シミや突板の浮き、芯材の膨張などが発生。
コップの水滴が付着したり、水分をこぼしてしまった時はすぐに拭き取りましょう。
最後にしっかりと乾拭きをして水気を残さないように!

手垢などの汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダ水を吹き付け、柔らかい布で拭き取ります。
ワックスやニスでコーティングされている木材はコーティング剤を溶かしてしまう恐れがあるので、アルコール除菌スプレーを使用してください。

キズが付いてしまった時は、ホームセンターなどで買える
クレヨンタイプやペンタイプの補修材で補修しましょう。